三重県の中部に位置し、東西に細長く広がる大台町。町内全域が、ユネスコが実施する生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)に指定されています。世界自然遺産が自然を保護・保全するのが目的であるのに対し、ユネスコエコパークは「自然と人間社会の共生」に重点が置かれます。人口約8千500人。
約90kmに及ぶ県下最大の河川「宮川」の中上流部、総延長の2/3が町内を横断。国土交通省の一級河川水質調査で過去10回以上日本一に選ばれる清流です。そんな宮川での川遊び、小さな子どもでも挑戦できる軽登山、野山での遊び、虫取り、農業も身近!休日は親子でアウトドアという家族も多くいます。
大台町に同じ思いで移住した私が実際に体験している大台町の子育て環境のリアルを教えます!
その1
山と川が身近!豊かな自然の中で子育て「子どもが遊べる公園はある?」
「大台町にいくつかある公園の中で、子どもと遊ぶのにオススメの3つの公園を紹介しますね!」
奥伊勢フォレストピア敷地内にある未就学児も夢中になる遊具が揃う公園。
宮川の支流「薗川」沿い。流れが緩やかで浅い場所もあり、小さなお子様も安心して川遊びを楽しめる最高の遊び場!
この場所は宮川上流漁業協同組合により、アユ釣りの子ども専用区に指定されています。8月中旬には鮎の伝統漁法「しゃくり」大会も開催されます。
高速道路の下にある公園。広い敷地には池があり、カブトムシやカエルのオブジェもカワイイ!地元保育園でも遊びに行くスポットです。
桜の季節も美しい三ツ谷池公園(おおだいフォトコン応募作品)清流「宮川」沿いにある公園で、大台町キャンプ指定地。河原でキャンプ、夏は本格川遊び!親子で自然体験を満喫しましょう。
その2
何といっても!大台町には大杉谷自然学校がある「私が子育て環境を考えて田舎移住の地として大台町を選んだ大きな理由が、『大杉谷自然学校』がある町だったから。
保育園&認定こども園、小中学校での大杉谷自然学校委託授業は大台町に住む子どもたちの特権!年代に合わせた質の高い環境教育が受けられます。」
NPO法人大杉谷自然学校では主に、地域資源(自然・人・文化)を活かした環境教育・体験プログラムを実施しています。子どもたちが大台町でのびのび育ち、自然を大切にする心を育て、利用する知恵を学ぶことを目指し、行政と連携しながら、林業やお茶などの一次産業、動植物の観察、昔の道具と自然エネルギーを使った調理、キャンプ体験など様々な事業を行う。
自然体験活動指導者としての資格など、各所で教育を受けた有資格スタッフが在籍。親しみやすく楽しい先生達は子どもたちの人気者!
その3
ママさんの多くが利用する充実の子育て支援センター「子育てに関する悩みを、年齢の近いお子さんを持つ仲間と共有できるは嬉しい!役場の職員さんにも生の声が直接届けられるというのも有難い。」
「他にも、保育園&認定こども園での園庭開放や子育て支援室もあります。大台町が取りまとめたガイドブック『子育て便利帳』を参考にしてくださいね!」
「図書館はどう?」
「道の駅奥伊勢おおだい、大台町役場本庁から徒歩すぐの大台町立図書館は、児童書も充実しています。」
大台町立図書館では3種類読み聞かせイベントがあります。地元サークル『おはなしプーさん』による読み聞かせ、3歳から小学校低学年くらいまでを対象にした『ぴよぴよおはなし会』、赤ちゃん向けの『ばぶばぶおはなし会』と、どれもオススメ!
特に『ぴよぴよおはなし会』は私の子どもも大好きで、10月にはハロウィンがテーマで子どもたちは仮装し、地元ALTの先生による英語の絵本の読み聞かせとゲーム、12月にはサンタさんが登場してお菓子をプレゼントしてくれます!
その4
待機児童なし!自然の中の保育園&認定こども園森林に囲まれた大台町の魅力を子どもたちにも。木のぬくもりを感じる園舎、豊かな自然の中での野外体験保育を取り入れ、子どもたちの郷土愛を育みます。地域住民とふれあう体験も。延長保育・休日保育・一時保育・乳幼児保育も実施。
「小学校に上がってからのサポートは?」
「【放課後児童クラブ】いわゆる学童は大台町に3つあり、働く保護者をサポートしてくれます。地域住民と子どもが気軽に交流できる場でもありますよ!
【放課後や土日の居場所づくり】リフレッシュ大台学園、NPO法人大杉谷自然学校に事業委託したスポーツや文化体験講座も充実。特に大台町ならではのスポーツとして、三重県唯一の漕艇場『奥伊勢湖漕艇場』『大台町B&G海洋センター』を拠点に、夏には週に一度のボート教室が開かれるのも魅力のひとつ!」